スナック経営 ひとり経営にはメリットがいっぱい
これからスナックを開業したいけど、スナックってどんなお仕事をするの?
ひとりで経営できるかな?
時代的にはひとり経営が良いと思います!理由はメリットの方が多いから。
これからスナック経営を考えている初心者の方のためにも、わかりやすく
”スナックのひとり経営”のメリット・デメリットについてもお話ししますネ!
まず簡単にスナックのお仕事内容について説明します
☑ご来店時におしぼりを渡します。
☑またお客様がトイレに行くたびにおしぼりを渡します。
☑コースターや割箸・箸置き・お通し(つまみ・付出し)をセットする。
☑ドリンクの注文を受け用意する。
☑楽しくトークをする。
☑カラオケをお客様と一緒に楽しむ。
☑お客様が居心地良くなるような接客をする。
☑しっかり伝票をつける
以上のほとんどのことをカウンターの中で完結できるようにすることが必要です。おしぼりやコースター・割箸・伝票・カラオケのデンモクなどはカウンターの中の、扱いやすい場所に置くようにしましょう。おしぼりはお客様がトイレに行くたびに必要なので、足りなくなったときにはすぐ手元で巻けるようにしておけばお客様とお話ししながらでも準備できます。
おしぼりについてちょっと余談ですが、保温機におしぼりを入れる場合は保温機の熱でおしぼりがカリッカリに乾燥してしまうので、多めに水分を含ませた状態で巻いて保温機に入れておきます。そしてお客様にお渡しする直前に絞って広げてから、お客様の手へ渡すようにします。
次はお客様に居心地良く過ごしていただくための接客について。
接客するときに気をつけたいこと
- お客様を待たせる時間をできるだけつくらないこと
- 複数名のお客様がみえるときは、まんべんなくトークできるように心がけること
- 話題は、なるべくお客様中心に持っていくこと
- 店の雰囲気を守るため、バタバタとあわただしさはあまり見せないこと
- 一斉にお客様がご来店された際は、とりあえず飲み物だけ先に出すようにすること
以上、気をつけたいことを5点あげました。長い間スナック経営を経験してきた中で実際にとても大切だと思うことです。わかっていても自然にできるようになるまでには経験を重ねることが必要ですし、これができないとリピートしていただくことはむずかしいと思います。
そうは言っても”何とかなる”と自分に言い聞かせることが大切!
そうは言っても大抵のことは「何とかなる」と言い聞かせることが大切。どんな職業についたとしても、この折れない精神はとても大切。人と人の繋がりで成り立っているスナックのお仕事なので、トラブルもありますが、人の心理に基づいてちょっとした流れがありますので下記に述べたことを参考にされてください。
- 複数名お客様が入るとお客様同士で盛り上がってくれる
- 良く喋るお客様同士の席はなるべく離すようにする
- 女性客が1~2人でもいると全体的に和やかな雰囲気になる
- スナックのお仕事の9割はカウンター内で済ませることができる
- 手におえないトラブルがあった場合に備えて、すぐ警察へ通報できるようにしておく。
お客様の酒癖が悪いと気づいた時点で薄目にドリンクをつくったり、ひどい場合には帰るよう促すなど早めの対処をすること。帰宅手段にタクシーが必要だったりするとタクシー会社へも迷惑をかけることになりますので。
女性客が1~2名みえるだけでもとても店内全体が明るく大らかな雰囲気になります。可能なら全体から女性客の姿が視界に入るような席にできたら、なお良いと思います。女性客に来てもらえるだけでひとり経営はグンとやりやすくなります。
”良く喋るお客様同士の席はなるべく離すようにする”というのは、酒の席ではそれほど仲良しでない間柄でもなれなれしい態度になったり喋る声が大きくなったり、とケンカの原因になりかねない要素が多々あるからです。トラブルを未然に防ぐためにも必要な対策です。
最初は大変なこともたくさんあるかと思いますが、経験とともに慣れてきます。
デメリットもあります!
では次はひとり経営のデメリットについて述べたいと思います。
- 少しのトラブルでお客様を待たせてしまうことになる
- 複数名お客様がみえると、接客が追いつかなくなる
- やっぱり女の子がいた方がお客様は嬉しいだろうな、とわかる
- お客様とのトーク中心となるためカウンター内と店奥の片付けものがたまる
- お客様が誰も来ないと孤独
心配なのは、少しのトラブルでもお客様を待たせてしまうこと。例えば、ちょっと手が滑ってグラスを割ってしまったり…タイミング悪く大切な電話が入ったり…そのままにはできないので、結果お客様を待たせてしまうことになります。急いで対処したつもりでも、お客様がご来店直後だったりすると1~2分でもとても長く感じます。こんなときは「ごめんなさい!お待たせしてすみません!」と謝るしかありません。”女の子がいたらなぁ”とお客様も自分自身も考える瞬間でもあります。
ひとり経営にはメリットがいっぱい
確かにデメリットもありますが、ひとり経営にはメリットがいっぱいです。
- スナックのお仕事の9割方はカウンター内で済ませることが可能
- 人件費が大きく節約でき、収入が少ない日でも赤字にはならない
- ひとり経営は慣れるし、誰もいない時間は気楽
デメリットを考えると、ひとり経営は少しこわく思われるかもしれません。しかしやはり商売なので経営維持そして利益を追求しなくてはいけません。ひとり経営の一番のメリットは人件費が大きく節約できてしかも赤字にならないことです。お客様が誰も来ないときは孤独感もありますが、逆に空いた時間で片付け事ができたり、時間を有効に利用できることもひとり経営のメリットと言えます。
今はコロナ禍で経営も厳しそうだし
ひとりでがんばってみようかな。
ひとり経営が可能かどうかはお店の規模にもよりますので、総合的に見極めた判断をしてくださいね。開業したばかりの小さなスナックの経営ならひとりでやってみることをおすすめします。何か月か経営してみると、忙しい曜日やバイトの子に手伝ってほしい時間帯などもわかってきますから。バイトを募集するのはそのタイミングがベストかと思います。
まとめ
ひとり経営のメリット・デメリットいかがでしたか?
経営も軌道にのってきて忙しい日が続くようになると、たくさんたまった食器類をひとりで片付けることになるため腱鞘炎になってしまいます。ひとり経営で節約できた人件費を有効に使い、食洗機を購入したりと工夫しながらやってみることをおすすめします。
今回は以上です。確かにひとり経営は大変なこともありますが、一経営者として何事も経験してみることが必要かと思います。それと最後に念押しです…万が一質の悪い手におえないお客様がみえたときは警察を呼ぶこと。これはとても大切です。心を強く持ってがんばりましょう!
最後までお読みくださりありがとうございました。サチコ
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